【内容量】
全63ページ
【あらすじ】
家族同伴の社員旅行なんて、気をつかうし面倒くさいなぁというのが俺の感想だった。
「おい、織田ぁ! お前も早く結婚しろよ」
酔っ払った飯田先輩がウザ絡みしてくる。飯田先輩はイケメンなだけでなく、仕事もで きるスパダリ系だ。ただ、性格と口が悪く、陰キャをバカにする発言をよくするので苦手だ。
その様子を、ごめんなさいねとい う視線を僕に向けつつ笑っているのが飯田先輩の奥さんだ。
愛菜さんは奥ゆかしい美人であり、他の奥さん連中と違ってうるさくもないし、すっぴんもとてもかわいい。
(いいなぁ、こんな美人な奥さんほしい。なんでこんなヤツにこんな奥ゆかしい美人がくっつくんだよ......)
宴会が終わり、風呂上がり。廊下の自販機でビールを買っていると愛菜さんが近づいてきた。
「こんばんは、先輩も風呂上がりのビールですか?」
「こんばんは......、あの人は宴会で酔い潰れてからずっと寝ているわ」
そう言って愛菜さんは自販機でリンゴジュースを買った。
ふわっと愛菜さんの髪の香りが俺の鼻孔をくすぐる。
ぴくりと俺のちんこが反応した。
「じゃぁ、織田さんも飲みすぎないようにね」
俺の方を見て、愛菜さんは少し固まり、一気に真っ赤になった。
(やば、風呂上がり人妻に興奮して俺のちんぽがテントを張っている)
変態と思われただろうか。
しかし、愛菜さんは口元に手を当て、熱っぽい視線を俺のテントに向け、唇を誘うように舌で舐めている。
もしかして、これはワンチャンあるのでは?
「あの、先輩、寝てるんですよね? 退屈でしょ? なら......俺とイイコトしません?」
「え......?」
「俺なら、満足させてあげるかもしれませんよ?」
愛菜さんに告げ口されたら、先輩に殺されるな。
そんなことを考えながらも俺は愛菜さんの目をじっと見つめた。
熱っぽい視線が交差したが、現実ありえないよなと苦笑して、俺はすみませんと謝った。
「......突然そんなこと言われても、困りますよね。すみません、忘れてください」
「あっ、ま、待って......」
恥ずかしくてこの場を去ろうとすると、愛菜さんは俺の袖を掴んだ。
そしてもじもじしながらも、上目遣いをし、無言でこくんと頷く。
「......じゃぁ、行きましょうか」
2024/03/02
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