オリジナルの官能小説を女性のAI音声で朗読した作品になります。
数分から十数分の短編のため、エロいシーンで「すぐに抜きたい」という時にはおすすめです。
一話完結のシリーズとして、様々なシチュエーションを用意しております。
朗読する官能小説は無料で掲載しているため、購入前に内容をご確認いただけます。
音声形式:MP3
※Windows、Mac、Android、iOSに対応しております。
ご購入後、ZIPファイルで音声形式のダウンロードが可能です。
※VOICEVOX:春日部つむぎ
※官能小説は一部AIサービスで作成したものです。NovelAIを使用。
※画像はAIサービスで作成したものです。Stable Diffusionを使用。
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廊下ですれ違う初恋
教室から出てきたところで、ふと前方から歩いてくる彼女が見えた。すぐに気づかれないように視線をそらすけど、どうしても意識してしまう。あと少しで、すれ違う距離。
(どうしよう…声をかけた方がいいのか? でも何を話せば…)
自分の心臓が聞こえそうなほどに鼓動が早まる。彼女は友達と話しながらこっちに近づいてきて、ふと、まっすぐ俺の目を見た。一瞬、お互いに動きが止まる。まさか、こんなに真っ直ぐに見つめ合うなんて思ってもみなかった。
(やばい、どうしよう…けど、なんか目が離せない…)
ほんの数秒だったはずが、ずっと彼女の目を見ていた気がする。何も言えずにすれ違ったけど、振り返らずにはいられなかった。思いきって振り向くと、彼女もこっちを見ていた。
ドキッとして、急に恥ずかしくなって前を向き直す。でも、顔が熱いのはどうにもならない。廊下を歩きながら、ふと笑みがこぼれた。
(ああ…これは、好きってやつかもな)
今まで、こんなふうに誰かを好きになるなんて考えもしなかったけど、今なら素直に認められる気がした。
(けど…俺なんかに気があるはずないな…)
彼女と付き合うなんて無理だと、勝手に自分に諦めの気持ちを抱いていた。
「おい、大丈夫か?」
「…ああ」
突然声をかけられ、思わずびくっと体を震わせる。振り返ると、親友の加藤が心配そうにこちらを見ていた。
「どうかしたのか? ボーッとしちゃって」
「…いや…」
「もしかして…あいつに惚れちまったか?」
「……!」
思わず顔が真っ赤になる。加藤はそれを見て、小さく笑った。
「やっぱりな…」
「……」
「告白するか?」
「……いや…」
「どうしてだよ」
「……どうせ、振られる」
「そんなことないだろ。もし振られたとしても、後悔しないほうがいいぜ?」
「………」
「俺なら絶対告るけどな」
「……」
「まあ、決めるのはお前だけどさ」
「……」
「俺からのアドバイスとしては、告白は卒業式の日にしろ。きっと成功するぞ?」
「…なんでだ?」
「そんな日は、特別な日になるからだ!」
「………」
「じゃあ、また明日」
そう言って加藤は去っていく。
(……加藤…)
いつもそうだ。俺が悩んでいると、さりげなく相談に乗ってくれて、的確なアドバイスをくれる。本当に頭が上がらない。
(……告白…するかな)
彼女のことを考えると、胸が締めつけられるようだった。でも加藤は成功するって言ったし…
(……うん)
決めたら行動だ。
(卒業式の日、絶対に告白してみよう!)
俺は、彼女のことが本当に大好きになっていた。
(だから、絶対に、告白する!)
卒業式まで残り10日…
俺は、決意を胸に刻んだ。
「はい! じゃあ今日はここで終わろうか」
「はーい!」
先生の声と共に、皆が一斉に教室を出て行く。私はまだ鞄を整理していた。
(うーん…やっぱりまだ足りないなぁ…)
「おーい! まだー!?」
「もうちょっと!」
友達の声を背中に、私は急いで荷造りを再開した。
(そういえば…)
私のバッグには、去年、卒業式のために買った一押しのペンが入っていた。
(あれから一年か…早いものねぇ)
ふと、窓の外を見る。1年前と同じように、校舎の前ではたくさんの同級生がお別れをしていた。
(あの人は…今どこに居るんだろう?)
ふと気になって、バッグの中のペンを取り出した。
「これ…使うこと、あるかな?」
去年の卒業式で、このペンは一度も使っていない。卒業式当日は、私は体調が悪くて学校を休んでいたからだ。
(このペンは先輩へのプレゼントだった...)
ペンをバッグの中に戻しバッグを背負って立ち上がり、窓の外に視線を向ける。
(この学校…楽しかったなぁ)
感傷に浸っていると、不意に教室の扉が開いた。
「おーい、何やってんだよ」
声が聞こえたので振り向くけど…
「……」
目の前に居たのは…
(嘘…まさか…)
「よ、久しぶりだな」
そう言って微笑んだ彼…
(やっぱり、先輩!!)
「ちょっと遊びに来ちった」
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