◯作品詳細
・画像218枚
・画像サイズ: 1024 x 1448
※イラスト・CG集です
※本作に登場する人物は全て成人しています
※モザイクを除きAIにより画像を生成しています
------以下のストーリーは購入後に一緒にお楽しみください-------
「……どうして俺だけ、生き残っちまったんだ。」
静まり返った街で、俺はひとりつぶやいた。辺りには誰もいない。いや、正確には、人間はもういない。道路には放置された車と、ところどころに転がる死体。空気に漂う腐臭が鼻を刺す。
生存者を探して彷徨ったのは最初の数週間だけだった。その間に、どれだけのゾンビを殺しただろうか。もう覚えていない。ただ、今は生きるために物資を探し、日々をどうにかやり過ごすだけ。
しかし、そんな日常にも奇妙な変化が訪れた。
その日、俺は廃墟となったスーパーで食料を探していた。カートには缶詰や水を入れ、手にした金属バットはすぐに振り回せるよう握りしめている。
「……静かすぎるな。」
足音ひとつ聞こえない店内に、不気味さを感じながら奥へ進む。ふと、棚の影で何かが動いた気がした。俺は反射的にバットを構えた。
「……いるのか?」
答える者はいない。だが、確かに誰かがいる気配がした。足音を忍ばせながら近づくと、そこには……。
一人の女が立っていた。
いや、正確には「女だった何か」だ。肌は灰色がかり、ところどころ腐敗が進んでいる。それでも、その姿は奇妙なほど美しかった。ショートカットの黒髪が風に揺れ、大きな瞳が俺をじっと見つめている。
「お前も……ゾンビか?」
女は答えない。ただ、静かに首を傾けた。その仕草に、俺は妙な既視感を覚えた。かつてどこかで見た顔。どこで……?
「まさか、カナか……?」
声に出した瞬間、自分でも驚いた。目の前のゾンビと、大学時代に付き合っていた彼女の面影が重なったのだ。
「そんな、ありえないだろ……」
呆然と立ち尽くしている俺に、彼女――いや、そのゾンビは一歩近づいてきた。普通のゾンビなら、この距離で襲いかかるはずだ。それなのに、彼女は何もしない。ただ、じっと俺を見つめている。
それから数日間、俺は彼女とともに過ごすようになった。
彼女は俺を襲わない。食べ物も要求しない。ただ、黙って俺の隣にいる。夜、火を焚いているときも、廃墟のベッドで横になるときも、彼女はそっと隣に座っている。
最初は恐怖しかなかった。でも、次第にそれが薄れていき、彼女の存在が当たり前のように感じ始めていた。
「お前、本当にカナなのか?」
ある夜、焚き火を囲みながら俺は尋ねた。もちろん答えが返ってくることはない。でも、彼女は俺をじっと見つめて、少しだけ首を傾けた。
「……カナなら、今でも俺のことがわかるか?」
その言葉に、彼女の指が微かに動いた。腐りかけた唇がわずかに開き、何か言おうとしたようにも見えた。
次第に俺たちは、言葉を使わないコミュニケーションを取るようになった。彼女が手を伸ばせば、俺は水を差し出した。彼女が視線を向けた先には、何かしらの答えがあった。
ある日、彼女が俺の手を握った。その指先は冷たく、腐敗の匂いもしたけれど、不思議と嫌ではなかった。むしろ、その感触が愛おしいとさえ感じた。
夜、俺はそっと彼女の手を握り返した。彼女の目がわずかに潤んでいるように見えた。
そして、その夜が訪れた。
月明かりが廃墟の部屋をぼんやりと照らしている中、彼女が俺の隣で横になった。ふと、彼女の顔が俺に近づいてきた。
「……いいのか?」
もちろん返事はない。でも、彼女の目が何かを語っているように思えた。俺はそっと彼女の髪に触れた。その髪は思ったよりも柔らかく、腐敗しているはずなのにどこか温もりを感じた。
ゆっくりと顔を近づけると、彼女の冷たい唇が俺の唇に触れた。
---
その瞬間、全ての音が消えたように感じた。世界が崩壊しても、ゾンビだらけになっても、この瞬間だけは二人だけのものだった。
---
朝が来た。
彼女はいつも通り静かに俺の隣に座っていた。俺の胸の中には、不思議な満足感と、消えない寂しさが同時にあった。
「ありがとうな……」
彼女がゾンビであることは変わらない。でも、この世界で俺を理解してくれる唯一の存在であることも、また変わらない。
俺たちは、廃墟となった世界の中で、互いの存在を確認し合うように、今日も静かに歩き始めた。
【本書の特徴】
1:縦型かつ写真1枚1枚大きめで、縦型漫画のようにスマホでも読みやすい大きさと構成となっております。
2:AIイラストを使用しておりますが、女の子の表情や対位などにはかなりこだわってます。(よくあるAIイラスト集のような同じ表情の女の子に一人称視点でただち◯こが入ってるだけのものとは違います。)
3:AIイラス
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