風が止まり、部屋の中には静けさが満ちていた。
古びた石造りの屋敷の一室。そこにいたのは、ラムと俺――ふたりだけだった。
「……おかしいですね。こんな状況で、あなたは私を求めるなんて」
ラムは、窓辺からゆっくりとこちらを振り返る。
ピンクの髪が光を反射し、その片目にだけ映る俺の姿を切り取った。
「それとも、命の危機の前では、本能に正直になるということですか? 変態さん」
相変わらずの毒舌。けれど、その声はどこか柔らかかった。
彼女の指が、そっと首元のボタンにかかる。
「……ちょっとだけ、気が向いただけです。勘違いしないで」
パチン、とボタンが外れる音。
その瞬間、部屋の空気が変わった。
ラムが一歩、また一歩と近づいてくる。
その足取りは静かで、しかし確実に俺の心をかき乱していく。
「あなたって……優しそうに見えて、目つきがいやらしいですね」
目の前に立った彼女は、膝をついて俺を見上げた。
氷のように冷たい瞳。だけど、その奥には何か、熱いものが揺れていた。
「……あまり、見ないでください。恥ずかしいので」
自分から近づいておいて、そんなことを言う。
でも、頬を染めて目を逸らすその仕草は――どんな色香よりも俺の理性を揺るがせた。
ラムの手が、そっと俺の腕に触れる。
指先はかすかに震えていて、けれどその震えには決意があった。
「……私、ずっと、我慢してました」
囁くような声。
肩越しに顔を寄せた彼女の吐息が、耳をかすめた。
「ずっと……あなたのこと、欲しかった」
その瞬間、何かが弾けた。
唇が重なる。互いの吐息が交じり合う。
「……っ……ん……は……声……だしたら……怒りますから……」
彼女の声は、まるで鋭く張り詰めた弦が震えるように艶めいていた。
けれど、叫び声はない。ただ、肩にしがみつき、唇を噛み、押し殺すような――
「……ふっ……あ……やっぱり……嫌いです……でも、好き……っ」
ラムは涙を浮かべながらも、心を許していた。
そして俺もまた、彼女の痛みも過去も全部、抱きしめたいと思った。
夜はまだ、終わらない。
2025/06/11
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