・総ページ数
全62ページ
・あらすじ
私の名前は橋田亜弥。今年で26歳になる、至って普通のOLだ。
私は今日、親戚の家に訪れていた。
「春斗くんも大きくなったよね。何かモテそうな感じ・・・ねぇ、彼女とかいないの?」
目の前に居るのは、昔から可愛がっている親戚の男の子だ。
彼は私にとって、弟のような存在だった。
私の言葉に、春斗くんは顔を背けてぶっきらぼうに答える。
「い、いないよ。そんなの・・・」
そのウブな反応が可愛くて、私はついついからかってしまう。
「本当?好きな子の一人くらいいるんじゃないの?お姉さんに言ってみなさい」私は春斗くんの顔をじっと見つめながら問いかける。
すると、彼は顔を真っ赤に染めて私から離れた。
その様子が可愛くて、思わず笑みが溢れる。
年下の男の子って本当に可愛いな。
もう少しだけからかいたくなっちゃう。
少しの沈黙の後、不意に春斗くんは顔を上げた。
「俺が好きなのは・・・あや姉だよ」
突然の告白に、私はドキッとする。
そんな私に向かって、春斗くんはさらに言葉を続けた。
彼は真っ直ぐに私の目を見て言う。
「俺、あや姉の事が好きなんだ。本気で・・・いつもいつも、あや姉ばっかり見てた」
突然の告白に私は戸惑う。
「ま、待って・・・気持ちは嬉しいんだけど、私彼氏いるし・・・」
そう、私には彼氏がいる。
だから、春斗くんの気持ちに応えることはできない。
そう思っていると、春斗くんは私の手を握ってきた。
その手は熱く、微かに震えている。
「じゃあ、一回だけ・・・一回だけでいいんだ。お願いだよ、あや姉。そうしたら諦めるから」
私は春斗くんを拒絶できなかった。
だって、こんなに可愛い男の子に告白されたの初めてだったから・・・。
それに、実は彼氏との仲は最近マンネリ気味で、最近誰かから面と向かって好きと言われた事もない。
だから、この弟のように思っていた彼の告白を聞いて、嬉しさ半分、照れくささ半分だったのだ。
「しょうがないな。じゃあ・・・一回だけだよ?それから、この事は二人だけの秘密ね」
2025/06/13
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