長年のEDに苦しみ、妻との関係にも亀裂が生じていた憲一。ある夏の夜、義実家での突然の停電が、義母・佐恵子の裸体を憲一の目に焼き付ける。その衝撃が、憲一の失われた男の性を目覚めさせるきっかけとなるが、同時に義母への禁断の欲望を掻き立てていく。佐恵子もまた憲一の視線に気づき、彼の苦悩を理解した上で、ある条件のもと、その欲望を受け入れる。二人の間には、義母と義理の息子という一線を越えた、秘密の関係が始まっていく。
総字数 約17,000字(読了時間 約34分)
※パッケージ画像のみAIを使用しています。
〈本編より抜粋〉
結婚して三年。妻の亜紀との新婚生活は、周囲が羨むような理想的なものだったはずだ。しかし、その温かく甘美な日常は、たった一つの、しかし決定的な問題によって、まるでガラス細工のように音を立てて崩れ始めていた。それは、ED(勃起不全)。もう二度と、亜紀を男として抱くことはできないのではないか――そんな漠然とした恐怖と諦めが、憲一の心を支配した。このままでは、亜紀との関係は確実に破綻するだろう。そう予感しながらも、憲一にはどうすることもできなかった。
〇
浴室のドアを開けた、その瞬間。ピカッ!と、窓の外が真っ白になるほどの強烈な閃光が走った。遅れて、家全体を揺るがすような轟音が響き渡る。その刹那、湯気の充満する浴室の内部を鮮明に捉えた。白く霞むその中に、まるで幻のように浮かび上がったのは、湯船の縁に片手をつき、背中を向けて立っている佐恵子の裸の後ろ姿だった。義母である佐恵子に対して抱くはずのない感情が、ドロリとした熱となって、憲一の体の奥底から這い上がってきた。それは、まさに電撃だった。
〇
憲一は、そんな佐恵子に強く惹かれていく自分に、戸惑いと同時に、強い罪悪感を覚えた。彼女は亜紀の母親である。倫理的に、決して抱いてはいけない感情だ。心の中で何度も「ダメだ」と繰り返したが、一度芽生えてしまった禁断の感情は、憲一の意思とは関係なく、日々募るばかりだった。しかし、この感情が芽生えるたびに、憲一の体は、以前よりもわずかながら確実に反応するのを感じていた。それはまるで、乾ききった大地に、細いながらも水脈ができたような、奇跡的な変化だった。
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