【小説・ノベル】
主人公・鹿屋逸樹(かのやいつき)は陶磁器を扱う会社の営業として働く24歳である。
その日は商談が上手くいき、取り引き先から契約してもらえたので、若社長である出水琴葉(いずみことは)に褒められていた。
そこに上司である霧島凪咲(きりしまなぎさ)が現れ、もう少し契約内容に手を加えるように逸樹に指示する。
そんなクールで仕事の出来る凪咲に、逸樹は想いを寄せていたのだった。
一ヶ月後のある日、定時で逸樹と凪咲が会社から帰ろうとしていると、凪咲が社長から声をかけられた。
取引先から焼酎BARのサービスチケットをもらったので一緒に行こうと。
ただ凪咲は返事を躊躇っていた。
すると逸樹が「霧島さんの代わりに、俺が行ってもいいですか?霧島さん、お酒が苦手ですから」と言って、自分が身代わりとなり凪咲を逃がしたのだった。
翌日、酷い二日酔いの逸樹の家に凪咲が現れる。どうも昨日のお礼を言いに来たようだ。
ただ、それだけでなかった。凪咲は「焼酎BARの後は社長とどこか行ったの?」と執拗に逸樹に聞いてきたのである。
実際に逸樹と社長は何もなかったので、正直に話すと凪咲は納得したようだった。
数週間後、逸樹は社長から焼酎BARに行こうと誘われる。今度ははしご酒をしようと言ってきた。
今度は逸樹が躊躇っていると、凪咲が「すみません、社長。鹿屋くんは今夜、私と先約がありますので」と言ったのだった。
そして、そのことを事実にするため、凪咲と逸樹は二人で飲みに行く。その時、仕事以外では凪咲はお酒を飲めることを逸樹は知るのだった。
それから、逸樹が社長に誘われそうになる度に、凪咲が助けてくれるようになる。
そうやって飲み仲間になった逸樹と凪咲だったが、ある日つまらない接待に付き合うことになった。
接待がお開きになり、二人とも飲み足りないと感じていたところに、凪咲が二次会を提案する。
しかも二次会の場所は自分に任せてほしいと言ってきた。
了承した逸樹が連れてこられたのは、なんと凪咲のマンションだった。
そして、飲むのかと思っていると、凪咲はシャワーに行ってしまう。
そういう展開に逸樹が緊張して、「あ、あの、霧島さん。こ、これはどういう状況なのでしょうか?」と聞くと、「いくらなんでも気づいてるでしょ・・・お持ち帰りよ」と言ってきたのだ。
その上、またしても社長との関係を聞かれた逸樹は「俺が好きなのは霧島さんで、社長じゃないですから!」と告白をする。
それを聞いて凪咲も「好きよ、鹿屋くん」と言い、二人は結ばれたのだった。
その後、二人は付き合うのだが、そこに至るまでに社長が大きく関わっていたことを二人は知る由もなかった・・・
2026/01/25
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