「お母さんと、いつかはシてみたいのかなって……そう、思ったんだけど……」
反抗期の息子が閉ざしたドアの向こう側。そこには、完璧な母親を演じてきた私が決して触れてはならない、あまりにも生々しい「秘密」が隠されていた。 偶然手にした一枚のDVD。そこに映し出された背徳的な親子愛の光景は、私の奥底に眠る飢えた本能を呼び覚ましていく。 沈黙に支配された食卓で、私は息子へ宣戦布告を突きつける。 母親という仮面を脱ぎ捨て、一人の女として愛を乞う時。実の息子の瞳に宿ったのは、戸惑いではなく、獲物を狙う「獣」の光熱だった――。
総字数 約9,000字(読了時間 約18分)
〈本文より抜粋〉
テレビの裏側、入り組んだ配線の奥まった暗がりに埃の塊を見つけ、そこへ手を伸ばした時のことだ。指先に、カタリと硬質な何かが触れた。引っ張り出してみると、それは一枚のDVDケースだった 。ケースの背表紙には、手書きのラベルが貼られている。少し右上がりの、まだあどけなさを残した息子の筆跡 。私はケースを裏返し、また表に戻す。息子がどんな映画に興味を持っているのか。あの閉ざされたドアの向こう側にある、彼の秘密の心の内をほんの少しだけでも覗いてみたい 。
〇
私はあのDVDを、まるで彼への宣戦布告であるかのように、あるいは逃げ場を塞ぐ錠前のように、リビングのローテーブルの最も目立つ位置に、わざと鎮座させておいたのだから 。沈黙という名の澱みの中で、二人きりの夕食を摂っていた 。「……DVD見たわよ。ああいう風に、親子で……シたいと、思っているの?」耐え切れなくなった私が、ついにその重苦しい沈黙に亀裂を入れた。あまりにも唐突で、そして核心を突きすぎた問いかけ。息子は口に含んだばかりの味噌汁を吹き出しそうになり、激しくむせ返った 。
〇
息子のモノが、焦らされきっていた私の身体のいちばん奥深くまで、ゆっくりと、しかし一切のためらいもなく、確実に侵入してくる 。夫とのそれとは、サイズも、硬さも、熱量も、何もかもが違う。私の膣内は、息子の肉の楔を受け入れるためだけに作り変えられてしまったかのように、彼を貪欲に締め付けていた 。「んほおぉぉ……っ! ああっ、すごい……奥の奥まで、全部、入ってくるぅ……!」私はあまりの充溢感に、酸素を求めて口をパクパクと開閉させた 。
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