--これは中年デブハゲチビの俺が催●アプリを出に入れた物語---
総字数:約4800文字
俺はいつものように、この路地の奥で座ってスマホをいじっていた。夏の終わり、まだ残
暑が厳しい昼下がり。汗ばんだ体に、自身の体臭が混じって漂う。俺のような、太ってて
ハゲてて、少し小汚い男が一人で腰を下ろしている場所に、まさか誰が来るものか。
だから、通りすがりに現れた女性を見て、俺は呆気にとられた。ピンク色の髪が目立つ。
ショートボブで、スレンダーな体にフィットする服を着ている。胸が大きい。芸能人か?
有名なアイドルか?俺なんぞには関係ない世界の人だ。
彼女は道端で誰かと電話しているようだった。その声、どこかで聞いたことがあるような
……そう、テレビで見た五つ子の女優だ。中野一花。確かそういう名前だった。
「風太郎のばか、もう……」とか何とか、彼女は笑いながら電話を切った。風太郎?彼氏
かな?そんなことを考えていると、彼女はふと、こちらに目をやった。俺の姿に、一瞬、
驚きの色を浮かべる。
きっと、俺のような不快な存在を見て、ぞっとしたんだろう。彼女は少し顔をしかめて、
速足で通り過ぎようとした。その瞬間だった。俺はふと思いついて、スマホの画面を彼女
に向けた。
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